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カメオの素材

シェル(貝殻)・メノウ・トルコ・サンゴ・水晶・象牙などに浮き彫りを施したものを「カメオ」といいます。
古代ギリシャ、ローマ時代はメノウで作られたストーンカメオが人気で、ルネッサンスの頃からシェルカメオが登場しました。

ストーンカメオの本場はドイツのイーダーオーバーシュタインです。
シェルカメオの生産地はイタリアナポリ南部の港町トレ・デル・グレコに集中しています。

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ストーンカメオは黒と白の縞の「オニキス」、褐色と白の「サードニクス」、赤茶と白の「カーネリアン」などから作られます。
メノウは古代から勇気と直観力を高める「守護と幸運の石」といわれています。
仕事運、金運もUP。

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シェルカメオは茶褐色の「サルドニア貝」、オレンジ色でアフリカ産の「コルニオーラ貝」、バラ色でフロリダ近海産の「ピンク貝」から作られます。
ブリーノと呼ばれる彫刻刀でシェル(貝殻)を彫ります。
異なる色の層を活かしているのです。

カメオの歴史

 カメオの起源は紀元前3世紀末といわれ、最古のものは古代エジプトにみられます。
メノウでできたストーンカメオが人気だった古代ギリシャ、ローマ時代を経て、技法はイタリアに受け継がれました。

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古代からルネッサンス時代。
カメオは男性たちによってお守りとして身につけられていました。

写真がなかった時代・・・
航海に出る時、戦いに赴く時、豊作を願う時。
恋人や妻や子供の横顔、愛馬や故郷の風景を彫刻したカメオを
ブローチやペンダントにしてつけていたのです。

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ルネッサンス初期のフレンツェ大富豪、ロレンツォ・ド・メディチ。
18世紀に栄華をきわめた、エカテリーナ2世。
19世紀のナポレオンやイギリスのヴィクトリア女王など・・・。
カメオは古くから多くの人々に愛されています。

カメオを女性がつけるようになったのはルネッサンス時代。
エカテリーナ2世やヴィクトリア女王の影響だといわれています。

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